長い夜の唄

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高校1年生のいつ頃だったかそれは覚えていないけれど、酷くコンプレックスに溺れていた時期があった。

毎晩毎晩、真っ暗な部屋の中でiPhoneを握りしめて「もしも」や「なぜ」を繰り返していた。

 

 

 

あと少しで掴めそうなものはいつだって目の前で私の手からすり抜けてしまう。

愛される人間になりたいのに、うまくいかない。

 

 

 

こんな夜がいつまで続くんだろう、いつになったらこんな気持ちを抱えて眠りにつく日々から抜け出すことができるんだろうと、不安で不安でいっぱいだった。

私はとても幼くて、怖がりで、自信がなくて、だから他人を羨んで、また同じような夜を繰り返してしまっていたのだと今になって思う。

 

いつから今の私になったのかは分からないけれど、あの頃を「懐かしい」「幼い」と感じることが出来ている現在、少なくとも3年前よりは成長しているのだと思う。

今年、2019年の4月8日に私はハタチになる。

この曲をハタチになる前に世の中に出すことで、あの頃の、16歳の私の声を、もう一度思い出したいと思った。

 

 

 

長い夜の唄

 

もう何をすべきなのか分からなくて

独りアイフォンの明かり見て泣いた

ガンバレという薬の効力は

最早マイナスに働くだけ

色付いて見えた景色さえ

大人になるごとに褪せていった

悲しく虚しくなった僕は

駆け足で来た道を引き返した

 

もういいよ祈ったって叶ったことはないんだから

もういいよ大切なものはすぐ消えてくんだから

 

僕は弱虫だ

いつまでも歌い続けられるなんて

僕は意気地なしだ

もう疲れたよ悩む事

朝日を待とうか

 

大好きだったあの歌も

今の心には何も響かない

タイムラインで笑うあの子が

羨まし過ぎて電源を切った

 

もういいよどうしたって明日に行けやしないんだから

もういいよ自分で自分を苦しめているんだから

 

僕は強がりだ

孤りで生きていられるなんて

僕は自信ないんだ

もう疲れたよ悩むこと

朝日が昇る

 

僕は生きたいんだ

こんなにも辛い事ばかりなのに

僕は希望を持っていたい

もう疲れた比べること

朝日を浴びよう

息を続けよう

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