いのち

  • はてなブックマーク

午前3時半、新聞配達のバイクの音がする。暗い天井を見上げていると色々なことを考えてしまう。

 

 

死ぬという事はどういうことなのか。何千年前の人間もこうやって空っぽの天を見上げて考えていたに違いない。そして今日もその先人たちと同じく、答えは見つからないだろう。

 

 

なぜ生命が生み出されるのか、どこから来るのか、そしてどこへ向かいどこへ消えていくのか、という問いの答えを見出すには宇宙の起源にまで遡らなければいけないからだ。

 

 

小学生の時に死んでしまったランチュウの紅と白の魂は何処へ行ってしまったのだろうか。そもそも魂というものが存在するのかだってわからない。

 

 

ただ言えるのは、輪廻転生や天国があったとしても、燃えた紙のように私という存在がたったのいちどきりであったとしても、この人生を悔いなく生きなければならないということだ。

 

 

 

 

そんなことを考えていたらカーテンの隙間から薄桃色の光が射し込んできた。生きていればどんな日々にも朝は来る。この1日の使い方はきっと私次第だ。

  • はてなブックマーク