夢をみる

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良い文章を書かなければ、と意気込んでいたら逆に書きづらくなってしまったのであれこれ考えるのはやめにした。

 

 

 

 

小さい頃からよく夢をみる。

夢に出てくる場所はどこも行ったことはないのに懐かしく感じるところばかりで、5歳くらいの頃よくみる夢があった。

 

赤い空に黒い雲がポツリポツリと浮かんでいる。私は少し小高い丘の上にいて、目の前には灰色の街並みが広がっている。その一番奥の方に銭湯街があって、たくさんの煙突から湯気が立ち上がり、雲と混ざり合って空がもやもやしている。どこか懐かしくて寂しくて、私は「あの銭湯街に行きたい!」と強く思う。

 

確かこんな夢だった。

夢をみている時、私たちは別の世界の誰かの意識に入り込んでしまってるんじゃないかとたまに思う。これほど感情を動かす事が脳内だけでできるのだろうか。

 

 

 

 

夢といえば、もうひとつ不思議な夢をみた事がある。

高校2年生くらいの時に近所の神社巡り(という名の散歩)をすることにハマっていた事があって、その日の夜のこと。

布団に入り、意識がふわふわしてきたのと同時に急に金縛りにあった。疲れると金縛りになることは良くあったから「いつものかぁ」なんて思っていたんだけれど、急に意識が暗い世界に引き込まれた。

突然そこに一匹の狐が現れて私にこう言った。

「もう帰らなければいけない」と。

すると遠くに出雲大社が見えて(私は一度も行った事がないけれど何故か意識的に出雲大社だと感じた)そっち側に狐と一緒に引き込まれそうになる。

「わ、これはやばいやつだ」と思い、覚めろ〜!!!!と心の中で叫んだら自分の部屋のベッドの上だった。

 

神社を意識していたからこういう夢をみてしまったんだろうけど、考え方次第ではちょっとワクワクしたりするこの夢は、私の歴代不思議な夢ランキング堂々の一位である。

別にスピリチュアル的な何かを信じているわけではないけれど、平凡な日常に飽き飽きした時に、夢は私をワクワクドキドキする世界へと誘ってくれる。

きっと私の心がそういう刺激を求めているからみるんだろうなぁとは思うけれど、先ほど言ったように別の世界に行っていることにしたいと思う。ワクワクしたいのだ。

 

 

 

話は少し変わるが、オリジナル曲「ノスタルジア」も夢がテーマになっている。今までの夢の影響を受けてかいたものだ。(聴いた事がない人のために今度アップします)

 

「黒い海と桃色の空に大きな月が 眠りに落ちれば此処へ来られる」

 

「ノスタルジア」の歌詞。配色がおかしいのも夢の特徴だが、何故かそれに安らぎを感じる自分がいる。それを表現したかった。

この曲は自分で作っておきながら歌うのが難しいから、安易にセットリストに入れられない。ライブで聴けた人はラッキー!!というのは置いておいて、私の曲の中でぜひ聴いていただきたい一曲である。

 

さてここで私の歴代不思議な夢ランキング二位や三位の発表!!といきたいところだが、これ以上起きていたら明日の朝母に怒られそうなので寝ることにする。またの機会に。

 

 

 

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