いつも赤点をとってたあの子のこと。


 

私はグリーンピースが食べれません

本当に苦手です、あの食感といい、色といい、

でもピーマンは食べれます

ピーマンの肉詰めは、革命だと思います

私は制服が嫌いでした

守られている感じがして気持ち悪かったからです

でも図書室は好きでした

小説は嘘だらけだからです

 
嘘と真実を混ぜて

ともだちを試そうとしてる女の子がいました

つまらんやつだなって思ってました。

野球部のエース(らしい)人と付き合って

自慢してる女の子がいました

くだらねえなって思ってました。

そうやって思ってたからどんどん

一人になっていって

みんな私をほっといてくれました

ほんとにどうでもよかったんです

学校なんてって思ってたし、

チャイムが鳴ると両耳から聞こえてくるクラスメイトの話し声とか、イスがギシギシ言ってる音とか、黒板消しを使うときキュッってなる音とかぜんぶ

ぜんぶ大嫌いでした

でも、ひとりだけ私に構ってくれる女の子がいました

どんな音楽好きなの?とか、

音楽の話が多かったです

変なスタンプをいつも送ってきました

その子はすごく流されやすい子でした

いつも自分に自信が無さげで、

女の子特有のトラブルにいつも間接的に巻き込まれてるような子でした

私はその子とイヤフォンを片耳につけて

二人で音楽を聴くのが好きでした

学校に行ったらあの子に会えるって

思えるようになったことも

わたしの中の救いでした

球技祭のとき、わたしは教室でサボってて

でも、その子がバレーボールしてるところだけ見に行きました、

その子のサーブが入るか入らないかで

勝敗が決まる感じで、結局

入らなかったんです、

わたしはそのときなんか悔しいって思いました

その子の気持ちが、わたしの気持ちだったんです、それくらい、

わたしはその子が大切でした、大切だったんです、

音楽活動が忙しくなって

ぜんぜん音楽生活に慣れなくてイライラしてた時も

となりにいてくれてほんとに嬉しかったです

ありがとうって、言いたいです

 

環境が変わると人も変わります、それでも

変わらないものを信じてほしい、

諦めることや嫌われることに慣れるんじゃなくて、

傷つくことに慣れるんじゃなくて

大切なものは大切だと好きなものを好きって言えるように

そのままでいてほしい、な、って

 

ともだち、じゃなくて

大切な人です、

今はともだちが分からないから

 

まだ大切な人です

 

ありがとう、げんきでね

 

梨帆

 

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