犬塚ヒカリ https://www.afterschool-music.com/hikari Just another AfterSchool site Fri, 19 Apr 2019 11:47:56 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=4.2.27 長い夜の唄 https://www.afterschool-music.com/hikari/2019/01/21/%e9%95%b7%e3%81%84%e5%a4%9c%e3%81%ae%e5%94%84/ https://www.afterschool-music.com/hikari/2019/01/21/%e9%95%b7%e3%81%84%e5%a4%9c%e3%81%ae%e5%94%84/#comments Sun, 20 Jan 2019 15:50:49 +0000 http://www.afterschool-music.com/hikari/?p=149  

 

 

高校1年生のいつ頃だったかそれは覚えていないけれど、酷くコンプレックスに溺れていた時期があった。

毎晩毎晩、真っ暗な部屋の中でiPhoneを握りしめて「もしも」や「なぜ」を繰り返していた。

 

 

 

あと少しで掴めそうなものはいつだって目の前で私の手からすり抜けてしまう。

愛される人間になりたいのに、うまくいかない。

 

 

 

こんな夜がいつまで続くんだろう、いつになったらこんな気持ちを抱えて眠りにつく日々から抜け出すことができるんだろうと、不安で不安でいっぱいだった。

私はとても幼くて、怖がりで、自信がなくて、だから他人を羨んで、また同じような夜を繰り返してしまっていたのだと今になって思う。

 

いつから今の私になったのかは分からないけれど、あの頃を「懐かしい」「幼い」と感じることが出来ている現在、少なくとも3年前よりは成長しているのだと思う。

今年、2019年の4月8日に私はハタチになる。

この曲をハタチになる前に世の中に出すことで、あの頃の、16歳の私の声を、もう一度思い出したいと思った。

 

 

 

長い夜の唄

 

もう何をすべきなのか分からなくて

独りアイフォンの明かり見て泣いた

ガンバレという薬の効力は

最早マイナスに働くだけ

色付いて見えた景色さえ

大人になるごとに褪せていった

悲しく虚しくなった僕は

駆け足で来た道を引き返した

 

もういいよ祈ったって叶ったことはないんだから

もういいよ大切なものはすぐ消えてくんだから

 

僕は弱虫だ

いつまでも歌い続けられるなんて

僕は意気地なしだ

もう疲れたよ悩む事

朝日を待とうか

 

大好きだったあの歌も

今の心には何も響かない

タイムラインで笑うあの子が

羨まし過ぎて電源を切った

 

もういいよどうしたって明日に行けやしないんだから

もういいよ自分で自分を苦しめているんだから

 

僕は強がりだ

孤りで生きていられるなんて

僕は自信ないんだ

もう疲れたよ悩むこと

朝日が昇る

 

僕は生きたいんだ

こんなにも辛い事ばかりなのに

僕は希望を持っていたい

もう疲れた比べること

朝日を浴びよう

息を続けよう

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いのち https://www.afterschool-music.com/hikari/2018/11/06/%e3%81%84%e3%81%ae%e3%81%a1/ https://www.afterschool-music.com/hikari/2018/11/06/%e3%81%84%e3%81%ae%e3%81%a1/#comments Mon, 05 Nov 2018 16:42:46 +0000 https://www.afterschool-music.com/hikari/?p=143 午前3時半、新聞配達のバイクの音がする。暗い天井を見上げていると色々なことを考えてしまう。

 

 

死ぬという事はどういうことなのか。何千年前の人間もこうやって空っぽの天を見上げて考えていたに違いない。そして今日もその先人たちと同じく、答えは見つからないだろう。

 

 

なぜ生命が生み出されるのか、どこから来るのか、そしてどこへ向かいどこへ消えていくのか、という問いの答えを見出すには宇宙の起源にまで遡らなければいけないからだ。

 

 

小学生の時に死んでしまったランチュウの紅と白の魂は何処へ行ってしまったのだろうか。そもそも魂というものが存在するのかだってわからない。

 

 

ただ言えるのは、輪廻転生や天国があったとしても、燃えた紙のように私という存在がたったのいちどきりであったとしても、この人生を悔いなく生きなければならないということだ。

 

 

 

 

そんなことを考えていたらカーテンの隙間から薄桃色の光が射し込んできた。生きていればどんな日々にも朝は来る。この1日の使い方はきっと私次第だ。

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夢をみる https://www.afterschool-music.com/hikari/2018/10/19/%e5%a4%a2%e3%82%92%e3%81%bf%e3%82%8b/ https://www.afterschool-music.com/hikari/2018/10/19/%e5%a4%a2%e3%82%92%e3%81%bf%e3%82%8b/#comments Thu, 18 Oct 2018 18:04:09 +0000 http://www.afterschool-music.com/hikari/?p=130 良い文章を書かなければ、と意気込んでいたら逆に書きづらくなってしまったのであれこれ考えるのはやめにした。

 

 

 

 

小さい頃からよく夢をみる。

夢に出てくる場所はどこも行ったことはないのに懐かしく感じるところばかりで、5歳くらいの頃よくみる夢があった。

 

赤い空に黒い雲がポツリポツリと浮かんでいる。私は少し小高い丘の上にいて、目の前には灰色の街並みが広がっている。その一番奥の方に銭湯街があって、たくさんの煙突から湯気が立ち上がり、雲と混ざり合って空がもやもやしている。どこか懐かしくて寂しくて、私は「あの銭湯街に行きたい!」と強く思う。

 

確かこんな夢だった。

夢をみている時、私たちは別の世界の誰かの意識に入り込んでしまってるんじゃないかとたまに思う。これほど感情を動かす事が脳内だけでできるのだろうか。

 

 

 

 

夢といえば、もうひとつ不思議な夢をみた事がある。

高校2年生くらいの時に近所の神社巡り(という名の散歩)をすることにハマっていた事があって、その日の夜のこと。

布団に入り、意識がふわふわしてきたのと同時に急に金縛りにあった。疲れると金縛りになることは良くあったから「いつものかぁ」なんて思っていたんだけれど、急に意識が暗い世界に引き込まれた。

突然そこに一匹の狐が現れて私にこう言った。

「もう帰らなければいけない」と。

すると遠くに出雲大社が見えて(私は一度も行った事がないけれど何故か意識的に出雲大社だと感じた)そっち側に狐と一緒に引き込まれそうになる。

「わ、これはやばいやつだ」と思い、覚めろ〜!!!!と心の中で叫んだら自分の部屋のベッドの上だった。

 

神社を意識していたからこういう夢をみてしまったんだろうけど、考え方次第ではちょっとワクワクしたりするこの夢は、私の歴代不思議な夢ランキング堂々の一位である。

別にスピリチュアル的な何かを信じているわけではないけれど、平凡な日常に飽き飽きした時に、夢は私をワクワクドキドキする世界へと誘ってくれる。

きっと私の心がそういう刺激を求めているからみるんだろうなぁとは思うけれど、先ほど言ったように別の世界に行っていることにしたいと思う。ワクワクしたいのだ。

 

 

 

話は少し変わるが、オリジナル曲「ノスタルジア」も夢がテーマになっている。今までの夢の影響を受けてかいたものだ。(聴いた事がない人のために今度アップします)

 

「黒い海と桃色の空に大きな月が 眠りに落ちれば此処へ来られる」

 

「ノスタルジア」の歌詞。配色がおかしいのも夢の特徴だが、何故かそれに安らぎを感じる自分がいる。それを表現したかった。

この曲は自分で作っておきながら歌うのが難しいから、安易にセットリストに入れられない。ライブで聴けた人はラッキー!!というのは置いておいて、私の曲の中でぜひ聴いていただきたい一曲である。

 

さてここで私の歴代不思議な夢ランキング二位や三位の発表!!といきたいところだが、これ以上起きていたら明日の朝母に怒られそうなので寝ることにする。またの機会に。

 

 

 

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優しさの定義 https://www.afterschool-music.com/hikari/2018/08/28/%e5%84%aa%e3%81%97%e3%81%95%e3%81%ae%e5%ae%9a%e7%be%a9/ https://www.afterschool-music.com/hikari/2018/08/28/%e5%84%aa%e3%81%97%e3%81%95%e3%81%ae%e5%ae%9a%e7%be%a9/#comments Mon, 27 Aug 2018 15:56:46 +0000 http://www.afterschool-music.com/hikari/?p=125 「優しい人は損をする」

なんの当たり障りも無い、よく耳にする言葉だ。

優しい人は他人に甘いから、騙されたり、利用されたりして、結果的に悲しい思いをさせられるということなのだろう。

先日友人も、先輩の仕事を押し付けられ、一生懸命こなしたのにも関わらず先輩の手柄にされたそうで、

「結局優しい人が損をする世の中だよなぁ」

と嘆いていた。

 

しかし本当に、優しい人は損をしているのだろうか?友人の言葉に何か突っかかりを感じた私は「優しさ」について考えてみる事にした。

 

まず「優しい人は損をする」と考えている人たちにとって、「優しい人」とはどんな人物なのだろうか。

そもそも、彼らが定義している優しさが本来の優しさの定義とズレてしまっていることから、「優しい人=損をする」という発想を生んでいる可能性だってある。

では本当の意味での優しさとはなんだろうか。辞書にはこのように示されている。

「他人に対して思いやりがあり、情が細やかである」(『大辞林』引用)

また「優」という字は、一説では「人を憂える」という意味からきていると言われている。「憂える」という言葉よりも類義語の「案じる」という言葉の方がわかりやすいだろうか。今度は「憂える」という言葉を辞書で引くと

「よくないことになるのではないかと心配する。また、嘆き悲しむ」(『大辞泉』引用)

とある。

以上のことから「優しさ」とは、「他人の身を心配し、思いやりがあること」だということが分かる。

優しい人というのは、お人好しであったり、押しに弱かったりする人物のことではない。

 

可哀想ではあるが、先輩の仕事を引き受けた友人も優しい人とは言えないだろう。頼みが断れなかっただけである。

では本当の意味での優しい人は損をしないのだろうか?

そもそも優しい人が、他人に対して何か見返りを求めたり、仮にお返しが無かったとして他人に何かしてあげたことを損だと思うのだろうか?

そう考えると、尚更「優しい人は損をする」という言葉に違和感を持つのである……。

 

 

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文章、書いちゃう? https://www.afterschool-music.com/hikari/2018/08/19/%e6%96%87%e7%ab%a0%e3%80%81%e6%9b%b8%e3%81%84%e3%81%a1%e3%82%83%e3%81%86%ef%bc%9f/ https://www.afterschool-music.com/hikari/2018/08/19/%e6%96%87%e7%ab%a0%e3%80%81%e6%9b%b8%e3%81%84%e3%81%a1%e3%82%83%e3%81%86%ef%bc%9f/#comments Sun, 19 Aug 2018 14:53:03 +0000 http://www.afterschool-music.com/hikari/?p=121 こんばんは。

あんなに猛暑日が続いていたのに、猛暑はどこへ行ってしまったの?っていうくらい涼しいですね。

なんで急にこういうものを投稿しようと思ったのかというと、ただの気まぐれでは無くて。大学生になり音楽活動を再開して活動していく中で、何か新しいことをしたいとずっと思っていたんです。それでふと、

「私って文章書くの好きだったじゃん!」

って思いついたんですよ。じゃあ早速何か書いちゃおう、ということで投稿してみました。

アメブロとかはてなブログとか色々サイトはあったんですが、どうしても「ブログ」と付くサイトに投稿したいと思えなくて。それでaftershoolに書く事に決めました。ここでは私が日々思っている事や考えた事、いわゆる「エッセイ」みたいなものを書いていきたいと思っています。

至らない文章ですが、「犬塚ヒカリってこう言うことを考えてるんだな〜へ〜」って言う程度に読んで頂けたらなって思います。

では今回はこのくらいで。

 

 

 

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